森田カオル 小説・短説
トップ
ご挨拶
小説・短説
席亭雑記
掲示板
ギャラリー
リンク
メール
スポンサードリンク
この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、
プレミアムユーザー
になると常に非表示になります。
連作短説「グランアルカナ」完結に寄せて
ようやく連作短説が完結した。
以前から断片的に書き溜めていたものだったのだけど、22編の形にまとめるのは、思っていたより骨が折れた。
一応、Tarot Cardの大アルカナの持つ意味になぞらえてテーマとしているのだけど、テーマを追い、かつ、連作内のシリーズとなる「白雪姫異聞」は、一部で短説単体としての完結性が怪しくなってしまった。自分の力量のなさを痛感した次第。
また、Tarotの意味とは別に、作品の共通テーマとして「人とのつながり」と「短説落語(小噺)」の二つを軸にしていた。これの方の評価は、読者諸兄からのご意見を待つほかない。
さて、テキスト版とPDF版との二つの形式で公開したのだが、完成版はPDFの方である。テキスト版と比べると、誤字脱字の訂正のほか、助詞の使い方などの言い回しに一部変更がある。と言っても、22編を通して4か所ほどであるが。で、敢えてテキスト版は(誤字も含め)そのまま残しておくことにした。
テキスト版は、やはり本来の短説のスタイルと比べると違和感が大きすぎる。視覚的な問題だけでなく、視線移動の違いが大きい。これは以前から、従来の縦書き出版物と横書き作品との比較論があったが、それを改めて自己認識することとなった。横書きだと、文字が「飛んでいく」ような感覚がして、校正をしても、助詞の使い方とか、修飾語の位置とかの検証が「軽く」なっているような気が、私自身しているのだ。
たとえば今書いているような散文だと、まず、文脈の分かりやすさを最優先にして言葉を構築している。しかし、小説や韻文では、むしろ、意図的に隠して書くのだけれど、これは横書きだとちょっとやりづらい。たとえて言うなら、横書きは照明の明るい、家族連れやランチを食べに会社員がやってくるファミレス。縦書きは、ちょっと照明を落とした、常連客の集う飲み屋の感覚なのである。
喩えが下手で恐縮だが、そういったわけで、今後は、小説については縦書き形式で発表して行こうと思う。
PDFはデータが重いので、いつまでこのサーバーでお世話になっていられるかわからないが。
2010/11/21(日)
23:29
席亭雑感
記事URL
COM(0)
スポンサードリンク
この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、
プレミアムユーザー
になると常に非表示になります。
トップ
カレンダー
<<
2010年11月
>>
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
カテゴリー
席亭の言いたい砲台
(2)
席亭雑感
(6)
席亭のボヤキ
(2)
未整理(0)
月別アーカイブ
2011年3月
(1)
2011年2月
(1)
2011年1月
(1)
2010年12月
(2)
2010年11月
(4)
2010年10月
(1)
新着レス
西を向く人
⇒
器の記憶
検索フォーム